家の空間を広く見せるコツとは?視覚的に広く見せる方法をご紹介
2020年01月19日家のスペースは同じなのに、広い空間に見えるところもあれば、狭く見えるところもあるのは、人の視覚に与える効果によるものです。そこで、視覚的に広く見せる方法を知っていれば、家の空間をより広く見せることができます。
空間をパッと見たとき、物がたくさんある場所は狭く見えます。この視覚的な特徴を考えると、物がなければ広く見せることが可能ということになるため、収納スペースを多く作り、物は常に収納スペースに片づけるようにすれば、すっきりと片付いた状態になって広く見えるというわけです。
収納スペースを多くとれば、それだけ部屋の中を占拠する家具の数も少なくて済みますので、家具がない分だけおのずと空間が広く見えるのは、誰もが経験したことがあるでしょう。収納スペースが限られている場合は、物を処分して家具を減らすことにチャレンジするチャンスと言えます。
狭い部屋を広く見せるコツとして、人の目はしばしば錯覚を起こすという点を活用する方法もオススメです。そのために用いるのが鏡で、大きめの鏡を壁に取り付けることによって、まるで向こうにも空間が広がっているかのように見せてくれます。
この方法は視覚的な錯覚を用いた方法であり、実際に空間が広がるわけではありませんが、見た目に広く見せるには非常に効果的です。簡単な方法でもあることから、小さな部屋や玄関先にも応用でき、手始めにやってみるにもおすすめです。
天井は後から変えるのは難しいため、家を建てるときに建築のプロと相談しておくとよいでしょう。コツとしては玄関ホールからLDKにつながっている間取りの場合、LDKに取り付ける扉をあえて斜めにするのがポイントです。
扉を斜めに設置することで入った先が広いと感じられるためで、視界に入る天井の範囲が広がって見えるのが最大の理由です。ちょっとしたことで広く感じられる上に、斜めに扉を取り付けるというのがオシャレでもありますので、家を建てる時には忘れずに注文を付けておきましょう。
人の視覚というのは、色によっても広さに関する捉え方が異なります。家の空間を広く見せるためにもっとも効果をもたらすのは壁紙で、完全に白ではなく、白に近い薄い色をした色調の壁紙は空間を広く見せる効果があります。
ただし、不思議なことに暗い色の壁紙でも空間を広く見せることができ、この場合は奥行きを出したい部分にのみ濃い色の壁紙を貼り、後の部分は白い壁紙にすることで、濃い壁紙部分に奥行きがあるように見えるのが人の視覚がもたらす色調の効果です。部屋そのものもメリハリがつくとあって、1色だけにするよりは、色を2色使ってオシャレにしたいという時に適しています。