注文住宅の土地購入・・・失敗しないための3つの注意点とは?
2019年11月28日
注文住宅を建てるにあたっては、まず土地購入から始まるといっていいでしょう。希望の大きさの家を建てるのに適した広さの土地を探し、ここなら理想の家が建てられるとして土地購入を決めたところ、知らなかったために買ってから失敗したということになる要素がいくつかあります。
まずは土地購入にあたって、何に注意すべきかをはっきりさせておくことが、失敗を避けるためには欠かせません。土地を購入するのに必要な優先順位を知っておくと、建てるにあたって知らなかったという事態を避けられるからです。
土地購入においては、大きくわけて3つの注意点を考えることが優先順位につながります。購入する土地がある市区町村によって、その土地に何らかの都市計画を設定しており、この地図のことを都市計画図と言います。
都市計画図には、今後も都市開発を進めていく予定のある市街化区域と、予定されていない市街化調整区域があり、市街化調整区域の土地を購入してしまうと、家を建てることができないことから注意が必要です。
さらに、用途地域の設定がされている場合、低層の住宅しか建てられなかったり、家を建ててもいいけれど、そもそもこのエリアは工業や商業をメインの地域にするとしている場合もあります。用途地域を調べなかったばかりに、出来上がった家が理想とする大きさや階層を満たしていなかったり、さらには周辺の状況が求めていたものとはガラリと違ってしまったということになる可能性も出てくるでしょう。
注文住宅を建てるにあたって気を付けなければならないとよく言われるのが、建ぺい率です。建ぺい率とは敷地全体面積のうち、どの程度まで建物の面積に充てられるかという率のことを言います。土地購入の後、建ぺい率が60%だとわかったら、土地全体の大きさの60%の広さの家しか建てられないということです。
他の部分はガレージにしたり、庭にしてガーデニングを楽しむというのであればいいですが、目いっぱい広い家を建てるつもりで買った土地に建ぺい率が定められていた場合、こんなはずではなかったとなるでしょう。最低でもこの3つの注意点を理解して、もっとも重要視する注意点から優先順位を決めて、土地探しをすることが大事です。
用途地域においては、商業地域は将来的にもっと開発が進んでいくエリアになるかもしれないという特徴をメリットと思えるなら、あえて選ぶという選択肢もあります。工業地域なら仕事が多く見つかることが特徴というのであれば、ニーズから優先順位を決めるという選択肢も出てきて、土地購入で失敗しない注意点になるかもしれません。