戸建てを建てるなら鉄骨or木造or鉄筋?それぞれのメリットとデメリットを比較してみました
2019年11月08日
戸建てを建てる際に気になる大きな要素と言えば、やはり費用です。建築コストを大きく左右するのは、どのような建築資材を用いて家を建てるかにかかってきます。
住宅の概要には、鉄骨あるいは鉄筋コンクリート、さらに木造といった具合にどのような建物かを表示されいていることがほとんどです。賃貸物件を借りる時は特に、どんな材質で建てられたかを知るための重要な要素でもあります。
戸建て住宅を建てるにあたっては鉄骨がいいのか、鉄筋が丈夫なのか、はたまた最近になってその良さが見直されてきた感じが強い木造住宅にするのがいいかで、大いに迷うこと必至です。
どれを選ぶかで迷う理由に、建築資材の違いによる建築コストがあり、予算内に収まる選択肢をとらざるを得ないという場合もあるでしょう。ただ、予算に関係ないのであれば、それぞれのメリットとデメリットを知ってから選ぶことが、後悔しない秘訣となります。
戸建て住宅に求める条件として、長持ちするという耐久性を重視するのは欠かせない要素です。最近は耐久性に優れ、100年はもつという住宅が登場してきたことからもわかるように、できるだけ長く住める家にしたいという希望はごく自然なことです。
さらに大きな地震が日本全国で起こっており、今後は東海、東南海、南海沖で必ず起こると言われている南海巨大地震や、首都圏でも確実に起こると見られている首都直下型地震など、地震に対する備えを一番に重視して家を建てたいという人も増えています。
住宅の耐震性能で考えた場合、木造住宅の耐震強度は築年数によるところが大きいものの、新築の家では地震の揺れに対して木材自体がしなやかに揺れてダメージを抑えるという、最新の建築工法が用いられた木造住宅が多いことから、木造は地震に強い家という認識に変わってきています。
軽量鉄骨で建てられた鉄骨の戸建て住宅では揺れには強いというメリットを持っていますし、鉄筋コンクリートは倒壊しにくい点がメリットで、それぞれでメリットとなる特徴が異なるため、次なる比較要素はやはり建築コストとなるでしょう。
木造住宅はコストが最も安くなるのがメリットですが、築年数を経るごとに耐震性は落ちてきます。鉄骨のコストは3つを比較した場合には真ん中に位置し、鉄筋コンクリートの建築コストは高めなのが最大のデメリットです。
これらコストの面と建物における耐震性と耐久性を考えると、早めに建て直すつもりなら、新しいうちは地震に強い木造で建てるという選択もありますし、長期的に考えるなら鉄筋コンクリートが最も安全となりそうです。