セキスイハイムの「スマートハイムでんき」は電気代が安くなる?
2019年10月29日
ハウスメーカーとして知名度の高いセキスイハイムでは、2016年4月に始まった電力自由化に伴い、新規参入事業として電力の供給を行っています。その電力売買サービスの名称をスマートハイムでんきと名付け、家を担当するセキスイハイムから化学を担当する企業である積水化学工業株式会社が一体となって行っているサービスです。
セキスイハイムで住宅を建てたお客さんの家に太陽光発電システムを取り付けてもらい、太陽光発電によって作られたエネルギーを生活における電力を基本に使用し、残った分の電気である余剰電力を買い上げて積水化学株式会社のグループ事業全体でシェアして活用するという仕組みです。
家庭における太陽光発電システムにおいては、すでに国や都道府県でも買取を行ってきました。電力を供給しているエリアの電力会社が地域内にある太陽光発電システムを導入している家から、セキスイハイムと同じように余剰電力を買い取るという流れです。
ただ、買取価格は年々減らされており、当初は1キロワット当たり60円以上だったのが今では10円ちょっととなり、いずれは買取制度そのものが廃止されることになっています。
これに対してセキスイハイムで家を建て、さらに太陽光発電システムを導入した場合には、余剰電力の買い取り先はあくまでも積水化学工業株式会社であり、グループが企業活動を行うために使う電力を、自社で家を建ててくれたお客様から買い取る仕組みですので、企業がその活動を存続させる限り、電力を買い取って活用するシステムはずっと続いていくと考えてよいでしょう。
太陽光発電システムを導入するには最低でも200~300万円程度の費用がかかりますが、家庭の電気代の支出がなくなると同時に買い取りによって、早く元手を償却することができた国による太陽光発電システム導入への補助制度が急速に縮小されてきた今、ほとんど自己投資という状況です。
買い取りがなくなれば、余剰電力を貯めておくための蓄電池の購入などさらに費用を投じて設備を整えないといけないのに対して、セキスイハイムのセキスイハイムスマートでんきなら確実に企業が買い取りをしてくれますので、電気代が安くなる上に早い段階で初期費用の回収が可能となります。
積水化学工業グループとしても買い取った電気を使えば、その分だけ化石燃料を使った電力を使わずに済み、クリーンなエネルギーを社会にシェアすることにもなって地球環境に貢献する会社と認識されるでしょう。
日本の企業が実施する新たなサービスを取り上げているブログではこの独自のスマートハイムでんきというシステムの活用に期待を寄せる記事が投稿されており、ブログを読んだ人の中にはセキスイハイムでなら電気代が安くなる上に、太陽光システムによって災害時の電気というライフラインの確保が可能となる点に興味を持つ人も多くなりそうです。ブログではセキスイハイムの評判を確認することもできるので、実際に利用している人の体験談とあわせてチェックしてみましょう。